アンナ・カレーニナ_1

光文社古典新訳文庫で読んでいるので、3篇に分かれる。これは1について。 リョーヴィンに自分を重ねてしまう。

青年将校ヴロンスキーと激しい恋に落ちた美貌の人妻アンナ。だが、夫カレーニンに二人の関係を正直に打ち明けてしまう。一方、地主貴族リョーヴィンのプロポーズを断った公爵令嬢キティは、ヴロンスキーに裏切られたことを知り、傷心のまま保養先のドイツに向かう。

カレーニンは、アンナの不倫に気づきつつ、それを受け入れようとする。 そこで起こるすれ違いと、カレーニンを表するアンナの言葉はドキッとする。

高尚な考えも、教養への愛も、宗教も、全部成功するための道具に過ぎないんだわ

そこから始まったっていいじゃないか・・・という気もするけど。